ケータイって、一生をかけて、ひとりの人に仕えるもの。

そんな、けなげなケータイを、主人公にしてみました。


 

 

「スマートフォンの片想い」


 

 

男(ケータイ):

 

ボク、スマートフォンです。

ケータイの人生って・・想像した事、ありますか?

 

人じゃないから「人生」じゃないだろうって? 

じゃ、人に例えてみるってことで・・どうでしょう。


             ♬ 〜

似てるとこ、ありますよ。

時々充電が必要・・とかね。

 

キャラクターとしては、相当!一途です。

だって、一生かけて、1人の人を、愛する訳ですから。

 

ひとりと、ひとつ。

 

あ、もちろん、

あなたは一生の間に、いろいろなケータイをお使いになるでしょう。

でも、ボクは、あなただけ・・

それでいいんです。

 

ただ、あなたの喜ぶ顔が見たい・・

その思いだけで、今回電子書籍を、見られるようにしました。

音声認識の地図アプリなども、楽しめるようにしました。

 

 

まぁ・・とはいえ、ただの道具ですから

残念ながら,恋人にはなれません。 

愛されるというよりは「頼られる」というくらいでしょうか。

 

 

ボクを忘れて出かけた一日・・

帰って来て、ボクを握りしめたときの、

あなたのほっとした顔が、うれしかった。

あの顔で、もう言う事はありません。

 

あ・・でも、欲をいえば、願い事がひとつ。

あなたの横顔と,正面の顔しか、見た事が無くって。


どんななんだろう・・あなたの後ろ姿・・

遠くから、見てみたいな・・

 

 

女:ね、出かける?

男(ケータイ):はい。喜んで。

 

 

 

NA:ひとりと、ひとつ。

  ドコモスマートフォン。


 

 

 

 

*第40回 フジサンケイグループ広告大賞 メディアミックスグランプリ